6月9日、古賀市のリーパスプラザで開催された母親大会に参加してきました。
母親大会の存在すらしらず、「暮らしの中の憲法」というテーマに興味ひかれて。
何と、保育無料!めっちゃ嬉しいやん。
と、保育士さんに子供2人を預けて(結局うちの子だけやったらしい)、会場へ。
3時間と長時間だったけど、2人ともいい子ちゃんだったみたいです。
さてさて会場は結構広い大会議室!でも人はいっぱい!
想像していたけど、やっぱり年齢層高い!同年代、多分ゼロ(汗)
若い世代は、なかなかこういう集まりに来ないんだろうなぁ。
最初に「憲法の歌」があったり、「戦争の始め方」などの絵本の朗読があったり。
議員さんの挨拶やら、なんやらかんやら。内容はとてもいいんですが。
確かに、ちょっと敷居の高さを感じました。
もうちょっと、ゆるーい集まりにせんと、これからはきついかもしれんなぁ。。
それはともかく、講演。
福岡南法律事務所の弁護士の國島洋伸先生。
弁護士さんというから、すごいオカタイイメージあったんだけど
えらい爽やかで、クールビズ。
40代で弁護士になったとか。
もともと旅行業関係についていたからか、ほんまに話面白い。
諸外国のことも、よくご存知でした。
憲法とは。
普段、普通に自由に楽しく生活できているのも、憲法が保証しているから。
意識されてない間は、幸せなんだそうです、はい。
学校で習った、生存権、教育を受ける権利、働く権利。
この3つが、民主主義のシステムを守るためのシステムとして
考えられていた、とは、恥ずかしながら意識した事がありませんでした。
某政治家さんは「不自由だから憲法を変えたい」みたいなニュアンスの発言も
あったけれど、自民党の憲法改正案を見ていると、それはわかる。
国民は「改悪されないように憲法を守らなければならない」
権力者は「国民は憲法を守って生きていくように」とお考えのようで。
だからこその「義務項目の追加」を考えているのだ、という指摘には
目から鱗でした。
96条とは。
第九十六条[1]
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、
国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。
この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる
投票において、その過半数の賛成を必要とする。
現在、改正しようとしているのはこれを三分の二から過半数に
変更されようとしているんですね。
そうなると、現在、「日本を取り戻した」らしい、安倍政権が憲法改正しやすくなる。
これが改正できれば、「国民軍の創立」も夢じゃなくなるんですよねー。
おっそろしい。
まぁ、時間がある時にでも、改正案の草案を見てほしいと思います。
自民党の公式ページ
最近、「女性手帳」やら「育休3年間」とか、よーわからんことばっかり
提案してくる自民党。ちょっとどころじゃなくって、何かおかしな価値観を
持った集団なんだろうなぁ・・・って感じてます。
富国強兵論じゃないんだから、女性に出産を強制させるような
制度ばっかり考えてんじゃないよ。
子供は3人くらいほしい人って、周りには意外といるんだけど、
育児の大変さと、経済的なことを考えると・・・であきらめてる人、
けっこう、いるんですよねー。つまり子供を育てにくい社会なんだと思うよ。
玄海原発訴訟
原告10,000人!を目指しているプロジェクトだそうです。
「原発をなくそう!」九州玄海原発訴訟
國島洋伸先生も一緒に活動されている、ということで紹介されていました。
フクシマは収束していないことを考えると、このまま日本のエネルギーを
原発に頼っていってはいけないこと。エネルギー問題も、国民でも
もっと議論をし続けないといけないよなぁ・・・。
麻生財務相の「原発は国がやらせた」発言はびっくりしたけど
結局のところ、国を動かさないと、原発もとめられない。
なんにしても、政治に興味のない人が多すぎる!
選挙の投票率が50%でも、おかしいと思うのに!
憲法は日本の国民の生活を守ってくれる最後の砦。
そんなカンタンに改悪されてたまるか!って思った1日でした。